「はじめに言葉ありき」とは、新約聖書の福音書冒頭にありますが、mainメソッドにはこの言葉がお似合いです。mainメソッドは、プログラムの実行時にまず最初に呼び出されるメソッドです。例えば、元来が設計図であるクラスAを使ったプログラムを考えましょう。この場合、クラスAを元に作成したオブジェクトに様々な指示を与える必要がありますが、クラスAのオブジェクトの作成は、何の関係も無いクラスBの中に記述することも出来るのです。メソッドはクラス内にしか記述できないというルールがあり、これはmainメソッドにもあてはまるのですが、逆に言えば、どこのクラス内に記述してあっても良いということになります。
Javaは、プログラム言語の中でも、オブジェクト指向と呼ばれています。このオブジェクト指向とは、記述方法としてまず目的に合わせてクラスを作成し、それを使ってオブジェクトを作成し、更にそのオブジェクトを動かすという順番になります。このJavaと先ほどのmainメソッドとの関係に注目しましょう。mainメソッドの本来の利用方法というのは、オブジェクトを作成する、あるいはそのオブジェクトに一定の動作を指示させるというものです。しかるにJavaプログラムの入門段階では、簡単な処理だけでクラスの設計をするまでも無いため、行いたい処理をそのままmainメソッドの中ですべて記述することで足てしまいます。mainメソッドは正に、はじめにありき、で、このmainメソッドの中に記述されている処理は、特に誰かがオブジェクトを作成することなしに実行できるのです。
このmainメソッドに限らず、プログラムの開始を待たずに最初から存在する、つまりシステム側がすでに用意してくれているメソッドを、staticメソッドと呼びます。どれでもよいのですがmainメソッドをよく見れば、すべてどこかに「static」という記述があることに気がつきます。この「static」という記述のあるメソッドCの中から更に他のメソッドDを呼び出す、と言う場合には、このメソッドDも同様にstaticメソッドであることが必要です。
このように、すべてのmainメソッドはstaticメソッドなのですが、逆にすべてのメソッドに「static」が付いている必要はありません。例えば、クラスの中に記述されることで、オブジェクトがまず作成されてから実行されるような種類のメソッドの場合です。これであれば、そもそもの最初からではなく、オブジェクトの作成された段階でメソッドが作成されればよいことになり、従って「static」という記述を付ける必要がないということになります。
Javaは、その汎用性の高さなどの特徴から、数多くのWEBコンテンツにも多用されている他、様々なプログラム開発に利用されています。また、Javaは、Androidスマホアプリ開発のネイティブ言語でもあります。その他、業務系システムの開発などにも使われ、今後ますますJavaエンジニアの需要は増えることが予測できます。
ゼロからJavaを学ぶにあたって、何らかの書籍はあったほうが良いでしょう。プログラミング初心者にとっては、入門書を選ぶのも一苦労することと思います。はじめてJavaを学ぶ際におすすめの入門書をステップごとに3冊ほど紹介します。上手に活用してステップアップしていかれると良いと思います。
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